普通自動二輪免許を取るには ― ③ 第1段階: 基本操作・走行

免許

こんにちは。モタです。

最近教習所に通って普通自動二輪免許を取得したので、取得までの流れや気になった点など、いくつかの記事に分けて書いています。

「普通自動二輪免許をとるには」シリーズ

普通自動二輪免許を取るには ― ① 意外と選択肢が少ない?教習所選び

普通自動二輪免許を取るには ― ② 教習開始まで

 

③ のこの記事では、技能教習の第1段階について書いていきます。

普通車の免許を所有していて普通自動二輪の免許を取ろうとすると、50 分 / 回の技能教習を最低限 17 時間分受ける必要があります。この 17 時間のうちの最初の 9 時間が第1段階、次の 8 時間が第2段階と呼ばれていて、それぞれ時限毎、段階毎に運転技術に問題ないかどうかチェックされます。

17 時間というのは最短での話しで、技術が足りていないようであれば補習で時間が増えますし、大丈夫と判断されれば上の段階の教習が受けられるようになります。

第1段階で何をするのか

第1段階はバイクの基本操作を覚えるステップです。こんな感じの流れでした。

※ ちょっとうろ覚えなところもあります。汗

  1. バイクに触ってみよう (クラッチとかブレーキとか引き起こしとか)
  2. ギアチェンジやら速度調整やら
  3. 前後ブレーキ
  4. バランス系 (一本橋)
  5. バランス系 (スラローム、S字、クランク)
  6. シミュレーター
  7. 坂道発進
  8. AT 運転
  9. 見極め

これで 9 時間です。

予習と復習はして損はない

普通自動車の免許を持っている場合、バイクの技能教習は全部で 17 時間です。ですが、その内 4 時間はシミュレーターで、2 時間は見極めに使われると考えると、実質バイクに乗って練習できる (失敗してもいい) 時間は第 1 段階と第 2 段階合わせて 11 時間しかありません。少ないですよね。

技能教習はその日に一生懸命操作すれば大丈夫!的な人もいると思いますが、その日に学ぶ操作のポイントをなんとなく頭にいれておくだけで教官の説明の理解度が大分違いますし、毎回のように新しいことを学ぶ第一段階では、特に予習をしておいた方がいいと思います。用語を知っていると質問もスムーズにできます。

一本橋やスラローム、クランクなどの運転のポイントの復習には、Youtube などの動画サイトでアップされているものも参考になります。

第 1 段階をクリアするのに必要な期間の目安

第 1 段階は、1 日に受講できる技能教習は 2 時間までです。

モタのように土日だけ通う場合、補習がなかったとしても 3 週間は最低限必要になります。また、雨の日は乗りたくない!というモタと同じような方は余裕をもって入校しましょう。笑

個人的な感想

きつかった、つらかったこと

人によって苦手なところは違うと思いますが、この第1段階の教習でモタがきつかったのは初回と 7 の坂道発進です。幸いにも補習は免れましたが、ちょっと辛かったです。

初回

さあバイクに乗るぞ!という意気込みでコースに行きまして、駐車している CB400SF かっこいい~とか思ってました。

教官がきて教習が始まって、センター スタンドが下りているバイクにまたがって、アクセルやブレーキ、クラッチレバーについて教わりました。そこまでは良かったんですが、スタンドを外してバイクをちょっと移動させる、というところから心の雲行きが怪しくなってきました。

バイクが重すぎて。それに両足が地面にべたっとつかなくて。

そう、400 ㏄ クラスのバイクになると、普通に 200㎏ 以上あるんですよね。モタの体重の約 4 倍超です。ちょっと押しただけじゃびくとも動かない。教官に腰で押してくださいと言われ、ようやくタイヤが転がりはじめたものの、それでもめっちゃ重い。ちょっと想定外の重さでした。動かすだけで汗だくです。こんなのどうやって扱えばいいんだと軽く不安になりました。

さらに追い打ちをかけるように不安になったのが、足つき。モタは身長 157 ㎝ ですが、 CB400SF にまたがった状態で両足のかかとが若干浮く感じでした。200 ㎏ 以上もある不安定な乗り物にのるのに両足がべたっとつかないのはかなり不安でした。バランスを崩したら支えられないです。

それから、引き起こし。

バイクは 2 輪ですので、普通に倒れる乗り物です。バイクが倒れることを想定して、起こす方法を教わるのですが、、、何度やっても起きない。200 ㎏ って本当に重い。周りの男性陣はグッと力を入れて起こせていましたが、モタは力の限り踏ん張っても起きず、教官の力を貸してもらいました。

重さと足つきへの不安感というのは、最後の方まで残っていたのですが、初回は本当に怖かったです。大きいバイクに乗ってみたいと思っていましたが、目安として 200 ㎏ より軽いバイクに乗ろうと決意しました。実際に倒しちゃったらひとりで起こせない可能性があるので。

坂道発進

車の免許は MT 車で取得しており、坂道発進は得意中の得意でした。これがバイクになると一気に苦手になってしまい、エンストの嵐。

エンジンの回転数が少ないのとリアブレーキをリリースするタイミングが遅いと教えてもらい、エンストせずに発進できるようになりましたが、4 輪と 2 輪でこんなに操作が違うのかと焦りました。OK がもらえてよかったです。

楽しかったこと

これは段階に関係ないですが、加速です。原付にはないものだったので、ちょっと感激でした。原付は 30 ㎞ 制限のため、発進時の加速以外はのろのろ走るしかないのですが、大きいバイクは違います。身体ごと持ってかれそうな加速感は大変すばらしいと思いました。ぐんぐん走る感じです。加速が怖い人もいるようなので個人差はありますが、モタは楽しく感じました。

おわりに

第 1 段階の 9 時限分の教習の流れなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 第 1 段階は基本操作や基本走行を習得することが目標のステップですので、毎回 OK をもらえていれば、見極めも特に問題なく第 2 段階に進むことができると思います。

次は第 2 段階について書きますね。ではではー。:|