こんにちは。
実はちょっと前から、SHOEI のジェット タイプのヘルメットからフルフェイスに移行を考えておりまして、先日 Arai の Quantum-J を購入しました。
今回の記事では、脱ジェット → フルフェイス購入に至る経緯と、新しいヘルメットを選んだポイントを紹介したいと思います。
※SHOEI のジェットヘルメットについての記事は以下にあります。
バイクのヘルメット選び ― SHOEI の J-FORCE IV と J-Cruise
ジェット ヘルメットでちょっと気になってきたこと
昨年から SHOEI の J-FORCE IV を使っていて、ヘルメットの被り心地は良かったのですが、以下の 5 点が気になってきました。
- 着脱時にシールドのエッジを顔や手にぶつけて地味に痛い
これ、わたしだけでしょうか?ジェット タイプで着脱する際、
どうも顔や手を擦ってしまって、地味にストレスを感じていました。
注意してヘルメットを外せば大丈夫なのですが、そういうのも面倒臭くて、そもそものジェット タイプの良さのひとつである着脱のしやすさが感じられないことに気づきました。 - 持ち運び時の持ち手に困る。シールド部分に触ってしまって指紋が気になる
これも1.と同じで地味な (笑) ストレスです。持ち運びの際首回り部分をもっていると、知らず知らずにシールドに手が触れちゃっていて、指紋がついて汚い!視界悪い!ということが度々・・。
毎回拭いてはいるのですが、地味に面倒。ジェットじゃなくて、フルフェイスなら首回り部分が全周しっかりあるので、持ち手に困らないのでは?と思い至った次第です。 - バイク事故部位で最も割合の高い顎部分の安全性が気になってきた
オートバイの事故で最もケガが多い部位は「顎」と聞いて、やっぱり頭全体をガードしてくれるフルフェイスが安心かも。と気持ちが傾きました。 - インカムやビデオ カメラ等の装備搭載スペースが小さい
YouTube でのモトブログ動画を見ていて、いつか自分もチャレンジしてみたいな、と思っております。いつか。ただ、大体モトブログされている方って、フルフェイスのヘルメットに、インカムと GoPro (アクション カメラ) をつけて撮影されているような。。ジェットだと、前面~顎の部分がシールドになってしまうので、カメラをつけたり、横にインカムをつけたりといった際に若干制限が出てきそうです。自分もチャレンジしたくなったときのために?フルフェイスにしよっかな~。と、興味がでてきました。 - 冬寒い
これですね、冬口に走ってみたんですが、思ってたより寒かったです。首が。
どの点も、なんか気になるな~、という程度なのですが、
こんなに気になってるならフルフェイスのヘルメットを検討してもいいんじゃない?
と思い、上の問題点を解決できそうなフルフェイスのヘルメットを探しはじめました。
SHOEI と Arai どっちにしよう?
ほかのメーカーもありますが、ヘルメットはなんとなく SHOEI か Arai から選ぶ感じになっています。
本来、デザインの好みや用途、頭の形・大きさに合うヘルメットをメーカーから選ぶのが良いとは思いつつ、1 年間 SHOEI にお世話になったので、今度は Arai のヘルメットにしてみよう!とあまり深く考えずに決めちゃいました。
そして、Arai のどれがいいのかな、ということでとりあえず公式ページを見てみたところ、、、、
たくさんあってよく分からないので、各モデルを整理してみた。
フルフェイスのヘルメットは 6 種類あって、それぞれの説明が記載されていたものの、うーん、大して知識もない私がちょっと見ただけじゃ違いがよく分からない。。
ということで、簡単に調べてまとめてみました。2019 年 7 月時点で、Arai の公式サイトで紹介されているフルフェイスのラインナップは以下の 6 種類です。
Arai 公式ページ (http://www.arai.co.jp/jpn/pro_ful.html)
- RX-7X
- ASTRAL-X
- RAPIDE-NEO
- XD
- VECTOR-X
- Quantum-J
・・・なんかよく分からないけど、「X」って名前つけるのが好きなのかな?
あと、Web サイトに載っていない廉価モデルもあるようですが、とりあえず、Web に掲載されている各シリーズのコンセプトと特長と価格 (定価) は下の感じですね。
シリーズ名 | コンセプト | 特長 | 価格 (定価) |
RX-7X | 衝撃を「かわす」性能に特化 | Arai ヘルメットのフラッグシップ、トップモデル。レース向けの仕様で、GP レーサーも多数使用。 | ¥54,000~ |
ASTRAL-X | 究極の次世代ツアラー | RX-7X の機能を踏襲したツーリング特化型ヘルメットの最上位モデル。アウトサイドにプロシェードがついている。 | ¥51,000~ |
RAPIDE-NEO | よみがえる、3 本スピリット | 1980 年代を思わせるクラシック スタイルのヘルメット。頭部のダクトなし。 | ¥46,000~ |
XD | 唯我独走 | クルージング モデル。アメリカン系のバイクに似合う無骨なイメージ。 | ¥46,000~ |
VECTOR-X | さらなるプロテクションを目指して | ASTRAL-X の機能を一部引き継いだミドル クラスのツーリング向けヘルメット。 | ¥41,000~ |
Quantum-J | もっと遠くへ。 | Arai のベーシック ライン。上位シリーズと同様の安全規格やベンチレーション機能、内装をもつ。 | ¥38,000~ |
いやー、コンセプトだけみるとますますわからーん、てなりますね。私だけでしょうか。笑
検討項目
用途はツーリングと街乗りで、高速やサーキットでの走行はないので、レース向けの RX-7X は候補から外れるとして、ASTRAL-X、RAPIDE-NEO、XD、VECTOR-X、Quantum-J と検討していけばよさそうです。
どのモデルも安全性は十分だと感じるので、今回は「デザイン」と「フィット感」と「予算」で決めることにしました。
デザイン
今のところグラフィック モデルには興味がなく、バイクはネイキッド タイプかクラシック系のレンタルが多いので、シンプルにヘルメットの形体デザインの好みで絞ろうと考えました。色はフラットブラックで。以下、感想です。※あくまで個人的なものです。
- ASTRAL-X … シンプルでバイクを選ばなそう。サンバイザーはいるかな?
- RAPIDE-NEO … 口元の 3 本ラインがなんかちょっと怖い。
- XD … ちょっとゴツイ?
- VECTOR-X … 良さそうだけど、頭部のベンチレーションにどうしても目が行っちゃうな。
- Quantum-J … シンプルでバイクを選ばなそう。
とりあえず ASTRAL-X、Quantum-J あたりをかぶってみることに。
フィット感
ASTRAL-X、Quantum-J をかぶってみたところ、サイズは両方とも M(57-58cm)がちょうどいい感じ。SHOEI では S サイズ (55cm) がぴったりだったのですが、Arai のフルフェイスの場合は M でした。あれ、と思って Arai のジェット タイプのヘルメットもかぶってみたところ、こちらは S でちょうどよかったです。SHOEI のときはそんなことなかったので、Arai はモデルによってサイズ感が結構違うのかもしれません。
ちなみに、ASTRAL-X、Quantum-J で頭を包み込むフィット感は大して違いはないような気がしました。
また、ASTRAL-X はサンバイザーのあるなしで見た目が違ますね。本気感が出るというか。笑 個人的には日差し対策はミラーシールドやサングラスの方が好きなので、なくてもいいかな、というのが感想でした。
それに、着脱のときのシールドがぶつかって痛い問題&指紋がついちゃう問題もなんとなく大丈夫そうな気がしました。まあ、実際に使ってみないと何とも言えませんが・・。
予算
予算的に 4、5 万円くらいを考えていたのですが、デザインもフィット感も ASTRAL-X と Quantum-J どちらもいい感じで、Quantum-J が店頭のセール価格で 3 万円を切っていたので、Quantum-J をそのまま持ち帰る運びとなりました。
ちなみに、ネット価格 (Amazon) だとこんな感じです (2019/7 現在)。
- ASTRAL-X: ¥45,260
- Quantum-J: ¥31,808
ネットより店頭価格が安いとは!思ってたより安く済んだし、足を運んでよかった!
購入した Quantum-J フラット ブラック
長々書いてきましたが、購入したヘルメットはこちら!
なかなか、よいではありませんか。単色のフラットブラックなので、派手さや輝きはありませんが、どんなバイクでも受け入れてくれそうな包容力。
どうでもいいけど、ダクトが猫っぽい。
実際にかぶって走るのが楽しみです。早く梅雨があけるといいな・・・。ジェット ヘルメットとうまく使い分けていきたいと思います。
ではではー。